第211章 どんな付き合い?あなたが私の夫を奪った付き合い?

お腹が目立つほど大きくなってきて、赤ちゃんはますます活発に動き回っている。夜中にごそごそ動くせいで、長谷川栞はまた寝坊した。

身支度を整えて家を出ると、ちょうど蓮の手を引いて戻ってきた中野航平と鉢合わせる。

父子そろってどこか覇気がなく、まるで何か打ちのめされてきたみたいな顔をしていた。

その様子に、栞は反射的に聞いてしまう。

「……どうしたの?」

蓮が口を開きかけた瞬間、航平がさっと手を伸ばし、息子の口を塞いだ。

「別に何でもない。起きたのか。朝飯は食った?」

蓮の口を押さえられたままの姿を見た途端、栞の機嫌はすっと冷えた。言葉も棘を帯びる。

「私が朝ごはん食べたかどうか、...

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